今日はゼミのみなさんと院試打ち上げの飲み会行ってきました。とっくに就職決まってる自分は冷酒をちみちみやっていて、明日も院試(面接+合否発表)がある皆さんはナチュラルハイではっちゃけていらっしゃった……あんたらほんとに大丈夫かよ。最高にハイな状況が怖すぎるよ。
今更言うのもなんだけど、就職が厳しいからって競争率の高い院に逃げるんだったら、どうせ不況なんだし今のうちに就職した方が目先の支出はプラスだと思うんだけどなあ。とりたてて特技も美点もない自分が3月に就活始めて6月で決まったことを鑑みるに。
それとは関係なく111題の11~15は続きからー
11.逃げる(ホルイル)
イルーゾォからのキスはいるもゲリラ的だ。知らないうちに近寄り、唐突に現れて唇を奪ってから鏡の中へ消える。
不可侵領域に逃げて捕まらないその行動が少しだけ忌々しくもあったが、死ぬほど恥ずかしいのを堪えて接触しようとしてくれる彼を愛しく思わない訳がなかった。
12.囁く(ブチャアバブチャ)
「今夜空いてるか」
口紅で彩られた唇から低く響く声はごく小さい。軽く肯定の意を示せば、そうかとだけ言って彼は去る。
囁かれた耳元が熱くなったのに気づいて、ブチャラティは髪を直すふりをしながらそれをそっと隠した。
13.慰める(仗+億)
「泣きたいなら泣けばいいじゃねえか。肩ならいつでも貸すぜェ」
億泰が言えば仗助は、ありがとよ、と呟いたきり押し黙る。
大切な人との別れが悲しいのは二人とも知っていた。だからといってその悲しみに決して慣れる訳ではないのだ。
14.別れる(ブチャアバ)
「別れよう。アンタはオレなんかが束縛していい人間じゃあない」
言うアバッキオは、自分から切り出したくせに泣くのをこらえているような顔をしている。どんな思考回路でその結論に至ったかブチャラティには知る由もないが、どうやったら思い直してくれるかは確実に知っていた。
15.待つ(ペシプロ)
プロシュートの悪癖のひとつは、大方のイタリア人がそうであるように時間にルーズなことだ。それでも文句の欠片も聞こえないのは、待ちぼうけを食らっているのがペッシであることと、今日が絶好のデート日和だからに尽きる。
「待たせたな」
「兄貴ィ、早く行きましょう」
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12補足:稲田声アバッキオが個人的に大好きすぎるだけです
13補足:仗→承前提4部後のつもりで書いたけど、別にそうじゃなくても大丈夫そうだった。というか仗億に見える。