P3Pハム子のガキさんコミュは、はんべほどじゃないけどこれに近い状態に見えるなぁ…
というわけでさっさと寝なきゃいかんのに111題の66~70です。
飛ぶように過ぎてほしい仕事中の時間は遅々として進まないのに、家に帰ったとたんキンクリ発動とかどういうことなの。
66.絆される(ホルイル)
イタリア語は歌うための言葉というのは本当なのだろう。鏡越しに聞こえる歌うように語られる甘い言葉に心が揺らぎそうになる。他所の女にも同じ事を言ったに違いないのに。
声さえ許可の外にしようとした瞬間、本当に困ったような顔が見えてしまった。だから、もう。
67.縋る(叔父甥)
「やっぱりやめよう」
「なんで!」
「ソレが、入るとか、無理。帰る」
いつもの冷静さをどこにやったのか、青ざめた承太郎はコートを羽織ってどこかへ行こうとする。
「大丈夫っス!多分」
仗助は裾をなんとか捕まえて引き止めるが、ドアに向かう承太郎の足は止まらない。
68.悔やむ(スクティツ)
「なんて駄目なんだオレ…守ってもらいながら負けるとか…」
座席で頭を抱えている彼に、ティッツアーノは苦笑する。
「自分を責めないでください。私は良かったと思っているんです、私たちが最期まで一緒でいられたことに」
言うとハッとしたようにスクアーロは顔を上げ、漸く相棒の目を見た。
69.攫う(メロギア)
ふとクサいくらいに感傷的な表現を使ってみたくなったのだ。
「桜に攫われるかと思った」
そう言って抱きしめれば、予想した殴る蹴るの類は来ずに、腕の中の人は完全にあっけに取られている。その反応は新鮮で笑ったら、それにキレられてやっぱり蹴られた。
今度は「月が見てる」でもやってみようか。
70.甘える(ブチャアバ)
「明日からオレは1週間ほど出張だ」
「知ってる」
「だから今晩たくさんヤるが、いいな?」
「断る」
「何だと?!オレがお前不足で死んでもいいってのか!」
「なんでそこまで飛躍するんだ…」
だったらもっとムード出して誘ってみろよ、と言えずにアバッキオは歯噛みする。
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66補足:浮気(というかナンパ)したマジオとすねるイル蔵。
67言い訳:叔父甥ははじめてのときにギャグ的悶着があるイメージです
残り41題!終わりがまいりました