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よっぱらいが語る妄想
SSっぽく書き起こす気力のなかった妄想
ペシプロで擬人化携帯パロ
ええ、アヴポルだけじゃなかったんです

書き起こしたらやたら長くなったので、続きから。
ただのあらすじ紹介っぽい語りです。



このふたりの場合兄貴が携帯です。ちなみにデザインは緑地に金の勾玉型ラメシール(シールは前のSSの炎モチーフラインにあたる)
兄貴は執事でもなんでもないですがあの黒のスーツでペッシの目覚ましコールからスケジュール管理等々をこなします。兄貴は短気なので目覚ましコールんときは初っ端から蹴飛ばしますが、普通の目覚ましよりはしゃっきり目が覚めるから別にこれでもいいかもとペッシは思ってます。ちょう心が広い子。
ちなみに初対面のとき、目の前に現れた黒スーツ男が自分の携帯だと認識できなかったペッシは混乱してさっそく兄貴の蹴りを食らいました。「想定外なことが起こったくらいでガタガタぬかすなこのマンモーニが!」と携帯にしかられる持ち主。持ち主だけど、兄貴が「兄貴って呼べ」と指定したので主従逆転っぽいことになったりもしてるけどふたりとも気にしてません。
兄貴は携帯なので、受信した通話やメールの内容を把握しています。どうやら仲良くしてくれていて良い感じの女の子とよくメールしているのを兄貴は知っています。ある日、盛り上がっててこんど一緒に遊ぼうねーみたいな電話のとき、兄貴は自分の意志で圏外になって通話を切ってしまいました。
「なんでそんなことするんだよ!」
「あの女は駄目だ。とっとと縁を切れ」
「良い子なの、兄貴も知ってるでしょ!」
「勘だ。嫌な予感がする」
ペッシは兄貴の勘がよくあたるのを知っていますが(いっぺん兄貴の『勘』ででかめのトトを当てました)、このときばかりは横暴だと思ったようでしばらく怒っていました。でも兄貴=携帯がないと連絡もなりたたないので、兄貴に人型になるのを禁止して(持ち主の特権です)、女の子と遊ぶ約束をしました。兄貴もペッシが言うことを聞き入れてくれないので不機嫌ですが、所詮携帯なので持ち主をどうこうする権限もありません。
そうこうするうちにデート(仮)の日がやってきて楽しく遊ぶのですが、別れ際に女の子が別の男の人を呼んでなにやら怪しいサークルの勧誘を始めました。
兄貴の勘は当たってたんだ、と今更気づいても、気の弱いペッシは複数人の勧誘に押し負けそうです。おろおろしてるとき、
「俺のモンに手ぇ出してんじゃねえよ」
ペッシのいいつけを無視して人の形をとった兄貴が強引に助け船を出しました。唐突に現れた人にびっくりする女の子たちを無視して、兄貴はそれ以上怒鳴るでも威嚇するでもなく、ペッシをぐいぐい引っ張ってその場から去りました。
「悪かったな、約束やぶっちまって」
「え?――いや、そんなこと!むしろありがとう、助けてくれて。兄貴がいてくれてよかった」
「そう思うんなら俺の言うことをもっと信用しやがれ、半人前のマンモーニめ」
「うん」
なしくずしに仲直りしたふたりは、どたばたしながらも楽しい日々を過ごしたのでした。おわり。



兄貴が『従』側にまわるとちょっと押しが弱めになって誰だてめえ状態ですね。長々とすいませんでした。
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[ 2010/09/30 01:56 | Comments(0) | SKY:日常 ]

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