アフターストーリーやってるからには1期は渚エンドだったんだろうけど、ほかのヒロイン達の扱いはどうなったんだろうか。
実は一番書きたい部分が一番最後の部分と墺⇔渚な部分なんだけど、1時間書いてたらそこにたどり着く前にちょっと気が滅入った。
自分は「現代でもプーは元気に生きててヴェストを構い倒してるに違いないよ!」派なので。
あと墺さんと会話するまでの経緯が思いつかん。
うっかり続いちゃったlife後日談とか、ネタだけだして会話のひとつ思いつかない芬典書きたいよぅ。
まあそんな感じで、風子⇔普・朋也⇔独なSSは続きからー
あらゆる人の記憶から姿を消える、というのはなんて恐ろしいことだろう。
最初の異変は、嘗て共に世界に挑んだ戦友との会話だった。
再統一パーティ用の礼服が届き早速包装を開けチェックをしていると、日本が言葉を挟んだ。
「同じ仕立てのスーツが2着…いや、サイズが少し違いますね。どなたのですか?」
「一つは俺の、もう一つは兄貴のだ」
「ドイツさんにお兄さんなんていましたか?」
「ああ、いる。というか日本も訓練後のパーティなどで何度か会って話したことがあるはずだが。プロイセンという銀髪の男だ」
「うーん…すいません、記憶にないですね。面識のある欧州の方々の顔と名前は一通り覚えているはずだったのですが」
日本が記憶力の自信を無くして眉を顰めているときに、俺も似たような表情で考え込んでいた。
日本がプロイセンと初めて会った時俺も同席していて、その少し後に日本がこっそりと「あの派手な容姿と大声は一度会ったら忘れられませんね」と苦笑混じりにこぼしていたのを知っていたからだ。
異変の存在を確信した瞬間は、先の会話から数日後。
そのとき俺は統一に関する書類作業とそれに関する意思疎通の話し合いをしているところだった。
勝手知ったる他人の家とばかりに俺の部屋まで来て、イタリアは陽気に言葉を挟んだ。
「ドイツドイツー、一緒にお昼食べようよ!すっごく上手にできたピッツァ持って来たんだー」
「今兄貴と仕事してるんだ、見て分かるだろう」
「あれ、ドイツにお兄さんなんていたっけ…? ま、いいや。仕事終わったらこっちきてね。それまでベルリッツたちと遊んでるから」
不思議そうに首を捻ったイタリアが退室した後、俺は仕事を続ける事が出来ず暫し硬直したままだった。
アジアの東端の国である日本と違って、ヨーロッパに住むイタリアがプロイセンという国を知らないはずがないのだ。特にイタリアは南北統一のときにプロイセンとは縁がある。
そして更に異常なことに、その一連の会話を兄さんは扉の前にある椅子に座って聞いていたのである。――つまり、イタリアの視界に彼が入っていないはずがない。
「最初は何の嫌がらせだと思ったぜ」
異変の中心たる彼はそう語った。
「誰に話しかけても無視、肩を叩けば俺が見えてないみたいに首をかしげて行っちまう。そういう悪戯が好きそうな奴等にそういった言動は見られず、真面目そうでも無視する奴はいる。しかも日を追うごとにその人数が増えている。それに人為が見えなかった俺は法則性を見つけ出し、一つの仮説を立てた」
それがまるで他人事かのようにニヤリと意地悪く笑って説かれた『仮説』は、全く笑えないものだった。
「縁の薄い奴から順に『俺』という存在が消えている――姿形も声も記憶からも」
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ここで区切り。
永久に未完かもしれないし、書き上げるかもしれないし、書き上げてもWordsにぶっこむかどうかすらあやしい。